テレピン

油絵具・画用液の薄め液であり、濃度と流動性(サラサラ感)の調節に使われます。揮発性を持っています。最もよく使用する、松やにを蒸留・精製した揮発性油です。テレピン自体には固着力がないので、下書き以後は乾性油を加えないと後日画面が剥落することがああります。似た性質を持ったものに、石油系の原料で作られたペトロールがあります。
テレピンは空気に触れると酸化して樹脂化(黄変)する傾向があるので、容器の蓋を開けたままにしておくと樹脂化が起こり、そのような状態の溶剤を使用するといつまでも乾かずにべたつき、黄変、亀裂などの原因になります。
樹脂化は光に当たる場所や温度の高いところで進みやすいので、保管の際は密栓して冷暗所に置いたほうがよいといえます。油壷に入れたテレピンも毎回取り替えるほうがよいでしょう。
テレピンをいれた容器も、ある程度使用して空気の部分が多くなってくると酸化を招して樹脂化が起こるので、あまり大きな容器には入れないほうが樹脂化が起こり難いといえます。