界面活性剤について

トコトンやさしい界面活性剤の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)
上の画像は、なんともマニアックな「界面活性剤の本」。詳しいことをよく知りたければ、どうぞ。
界面活性剤とは、水と油のように互いに混じり合わないものをお互いに混じり合わせることができる性質を持っている物質を指します。界面とは、「表面」のこと。混じり合わない水と油のそれぞれの表面同士を結びつける働きのある物質、と言い換えることもできます。
界面活性剤は水になじむ「親水基」と油になじむ「親油基」の2つの性質を分子レベルで持っています。界面活性剤を人間にたとえていえば、右手である「親水基」が水と手をつなぎ、左手である「親油基」が同時に油と手をつなぐことで、水と油の両者を取り持つことのできる性質を持っている存在、ということができます。
この性質を利用したものが、洗剤です(「油」汚れを「水」で洗い流すことができる)。以外と、日常的に使用しているものなのです。
絵画では、紙と絵の具がお互いにはじき合う性質を抑えて、絵の具の紙へのなじみをよくするという目的で使用されています。均一でムラのない塗りを行うのにも効果的。
これは、界面活性剤の水になじむ「親水基」が水分子と結びついて安定した状態になり、繊維(紙の原料は植物の繊維である)などになじみやすくなります(「界面活性剤の浸透作用」といいます)。